伝統の夏の一戦、スーパーGT第6戦ポッカGTサマースペシャルが鈴鹿サーキットで開幕、予選日朝の公式練習が行われた。このセッションでは、レクサスSC430勢が好調でZENT CERUMO SC430がトップタイムをマーク。KRAFT SC430が2番手に続いた。
予選日を迎えた鈴鹿サーキットは薄曇り。昨日ほどではないもののかなり暑く、今年も真夏の過酷な一戦が予想される幕開けとなった。10時40分のコースオープンから、たくさんのマシンがコースインし、予選に向けてセットアップを開始している。
今回、ペナルティポイントのため出場できないブノワ・トレルイエに代わって、MOTUL AUTECH GT-Rはミハエル・クルムがステアリングを握ってコースイン。マシンの感触を確かめ、すぐに本山哲に交代している。また、注目のGT300クラスのニューマシン、R&D SPORT LEGACY B4は山野哲也のドライブでセッションが始まって3分ほどしてからコースイン。開始15分ほどしてから2分16秒台のタイムをマークし、その後ピットイン、アウトをしながら周回を重ねている。
このセッションで序盤から好調だったのはレクサス勢。ENEOS SC430が好ペースで周回を重ね、途中KRAFT SC430にトップを譲るも、1分57秒台のタイムを並べ、予選・決勝に向けて好調ぶりをアピール。セッション途中にはENEOS SC430、KRAFT SC430、ZENT CERUMO SC430、PETRONAS TOM'S SC430とトップ4を独占する展開となった。
終盤、ほとんどのマシンがコースに出て予選のシミュレーションを実施。そんな中、最終的にトップを奪ったのはZENT CERUMO SC430。立川祐路のドライブで1分56秒883というタイムをマーク。KRAFT SC430が続き、前戦のポールシッター、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rが3番手に続いた。
GT300クラスは、序盤からダイシン アドバン Ferrari、ARTA Garaiyaが上位を争う展開となったが、それにUP START タイサンポルシェ、COROLLA Axio apr GTらが加わる展開に。終盤までダイシン アドバン Ferrariがトップを堅持していたが、チェッカー周にtriple a ムルシェ RG-1、triple aガイヤルドRG-3のJLOCの2台がタイムアップ! triple a ムルシェ RG-1がトップ、triple aガイヤルドRG-3は4番手でセッションを終えた。
GT300クラスで新鮮な衝撃となったのは、11番手に食い込んだ初音ミク Studie GLAD BMW Z4。2分10秒220というタイムでトップから1秒ほどに迫り、ポテンシャルアップをアピール。また、R&D SPORT LEGACY B4は2分15秒台の最下位タイムで初の公式セッションを終えている。